廃用症候群(廃用性症候群)とは?

廃用症候群とは

どのようなものですか?

 

廃用症候群(廃用性症候群)というのは、心身の機能を活用しないことにより生じる、心身の機能低下のことをいいます。

 

この廃用症候群は、若年者でも発生しますが、高齢者の場合はきわめて大きな影響を及ぼします。

 

廃用症候群の諸症状は?

 

廃用症候群(廃用性症候群)では、次のような諸症状を生じます。

 

■身体的なもの
・筋・骨の萎縮、関節拘縮、尿路結石、起立性低血圧、
 沈下性肺炎、じょく瘡、尿失禁、便秘...など

 

■精神的なもの
・意欲減退や心理的荒廃、認知症...など

 

廃用症候群を防止するには?

 

廃用症候群の防止のためには、急性期からの早期リハビリテーションの実施、早期離床、慢性期では昼間の臥床時間の減少などが重要になります。

 

反響症状とは

どのようなものですか?

 

反響症状というのは、他人の言葉、動作、表情を、無意識的に模倣してしまう症状のことをいいます。なお、この反響症状には、次のものがあります。

 

■相手の話した単語や短い文章を真似る反響言語
■相手の表情を真似する反響動作

 

非言語的コミュニケーションとは

どのようなものですか?

 

非言語的コミュニケーションというのは、言葉以外の媒体によるコミュニケーションのことをいいます。

 

具体的には、意志や感情などを、視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚の五感や、表情、身振りなどによって覚知・表現し、あるいはそれを受け取るという相互交通によって成立します。

 

なお、言語障害や聴覚障害がある障害者はもちろん、高齢者との対応においても重要な要素となりますが、非言語的なものは、把握しにくいこともありますから、その人の背後にあるものを理解する必要もあります。

 

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