国民皆年金とは?
読み方と意味、いつから?
国民皆年金というのは、1959年の国民年金法の成立によって実現したものです。「こくみんかいねんきん」と読みます。
具体的には、すべての国民が何らかの年金制度に加入できるよう、社会保障制度が整備された状態を表します。
国民皆保険とは?
読み方と意味、いつから?
国民皆保険というのは、1958年に国民健康保険法が改正されたことに伴って、1961年に実現されたものをいいます。「こくみんかいほけん」と読みます。
具体的には、すべての国民が何らかの公的医療保険に加入できるよう、社会保障制度が整備された状態を表します。
国民健康保険制度とは
どのようなものですか?
国民健康保険制度というのは、健康保険や共済組合などの被用者保険の被保険者や、その被扶養者以外のすべての者を対象とし、その者の疾病、負傷などに対して、必要な保険給付を行う制度のことをいいます。
なお、保険者は、市町村と国民健康保険組合となっています。
国民経済とはどのようなものですか?
国民経済というのは、国全体の経済の流れのことをいいます。また、経済主体には、家計、企業、政府があり、各経済主体は相互依存の関係にあります。
国民健康保険団体連合会とは
どのようなものですか?
国民健康保険団体連合会というのは、次のようなものに関して審査し、相当額を支払う機関のことをいいます。
■国民健康保険
■介護保険の診療報酬
■介護報酬の請求
なお、この国民健康保険団体連合会は、国民健康保険の保険者が共同して都道府県ごとに設置していて、中央組織としては、国民健康保険中央会があります。
介護保険関連業務については?
介護保険関連業務としては、次のようなものがあります。
■介助サービスの提供に関する苦情処理
■事業者への指導
■助言...など
国民皆年金制度と国民皆保険制度の
加入義務は?
皆年金と皆保険の意味は、「皆」という文字通りずべての人みんなが加入するという意味です。
国民皆年金として、基礎年金部分に加入義務がありますが、国民皆保険については、国民健康保険に加入義務があります。
つまり、国民皆保険として、国民健康保険法という法律によって、原則としてすべての国民は健康保険に加入しなければならないことになっているのです。
ただし、国民健康保険組合や共済、健康保険(社保)、後期高齢者医療制度など、他の健康保険制度に加入している場合は除かれます。
国民皆年金と基礎年金制度の
違いは?
年金制度は、かつては雇用者のみだったのですが、昭和35年から自営業者等の加入する年金も始まり、これによって国民皆年金となりました。
基礎年金は、加入制度が違う3種類の年金制度のすべての基本年金になるもので、これを「基礎年金」との名称で支給することとされています。
なお、国民年金は基礎年金だけが支給され、厚生年金は基礎年金と厚生年金を合わせたものが支給されます。
健康保険への加入は
選択できるの?
健康保険(健保)への加入資格のある人は健保に、ない人は国民健康保険(国保)に加入することになります。
選択できるのは、健保を完備した会社を退職した場合です。その場合は、最長2年間、健保の任意継続または国保への加入が選択できます。